「くそっ!離しやがれ!!」
「ダメですサビーヌ!……今は、おとなしく…機会を待つのです」
「そうそう。この聖女様みたく、おとなしく言うことを聞いたほうがいいぜ。ま、誰も助けになんてこないけどな」
二人の背後に生えていた大木から、強固な枝がまるで生き物のように伸び二人を縛り付けていた。
「この木に何をした!!」
「いんや、ちょぉっと俺様の魔界獣を寄生させただけさ。こんなことも出来るぜ」
ザベルの声に呼応し、木の枝から鋭い棘が生える。
「うぁぁっ」
「サビーヌ!!」
鎧を身に着けていたワルキューレとは違い、布製の衣装を身に着けただけのサビーヌの身体には棘が突き刺さる。
痛みで身をよじらせるたびに、衣装が徐々に裂け、肌が外気にさらされる。
「おんや?コアクマン族ってのは性別がないんじゃなかったか?」
布の裂け目から見えるサビーヌの胸には微かな膨らみが見て取れる。
「見るんじゃねぇ!!」
「見るなと言われると見たくなるのが魔族の性ってもんよ」
ザベルの爪がサビーヌの衣装を剥ぎ取る。
「くぅっ」
ところどころに布の切れ端がかかっている以外、全てをザベルの前にさらけ出されるサビーヌ。
胸は確かの女性のように膨らんでおり、股間には小さな男性器がついている。
「あん?胸だけ女でここは男?なんじゃこりゃ」
ザベルの手がサビーヌのソレに触れる。
「やめろ!バカ!!」
「おやめなさい!!それ以上サビーヌを辱めることは許しません」
「てめぇは、黙って見てろ!!……さてさて、おんや?こいつは」
サビーヌの男性器の付け根の部分が普通の男のソレとは違っていた。
その付け根はまるで女性器のような形をしている。
ザベルが植物に命じて、サビーヌの足を開き持ち上げさせる。
「ほっほぉ。両性具有ってやつか?モリガンもこうなるって話だけどよ、実物みるのは初めてだぜ」
「み、見るんじゃねぇぇ!!」
サビーヌの股間には完全な形の女性器があり、その陰核部分に男性器が生えているような形状だった。
「普段から男みたいなナリしてやがるからどうなのかと思ったら、こっちもしっかり機能してるじゃねぇかよ」
ザベルが指を膣口にあて、一気に突き入れる。
「ぁぁっ!」
サビーヌは身体を震わせ、背が反り返る。
「なに、マンコに指突っ込まれて、おったててんだよ!!てめぇ、想像以上の変態だな」
「だ、誰が!!」
「んじゃ、こいつはなんだ?」
ザベルの目の前には反り返り立ち上がったサビーヌの男性器が。
「う、ウソだ!!」
「ウソじゃねぇよ!!この、ヘンタイがぁ」
ザベルの指がサビーヌの膣内をうごめくたびに、彼女の男性器が小刻みに反応する。
「そうだ。お前、こいつであそこの澄ました聖女様を犯してやりな!」
ザベルが爪を伸ばし、ワルキューレのスカートとインナーの下半分を剥ぎ取る。
金色の恥毛の生えた綺麗な女性器。
下半身をさらけだしてなお、凛とした顔のワルキューレにザベルが唾を吐きかける。
「てめぇ、少しは嫌がったらどうなんだよ!!」
「このような行為をやめ、サビーヌと私を放しなさい」
「……どたまくるほどのムカツク女だなてめぇは!!サビーヌ!!お前のそのマラを早くこの生意気な女にぶち込めや!!」
「俺がそんなことをするわけないだろ!!」
「ま、そりゃそうだな。けど、お前の意思なんて関係ないんだよ」
木の枝がざわめき、サビーヌとワルキューレの体勢を変える。
腰を突きつける形のサビーヌと、脚を大きく開いたワルキューレ。
「まさか……や、やめろ!!」
「けっけっけ。さぁ、聖女と悪魔の合体だぜぇ!!」
「ワルキューレ。ごめん。っっっぅ」
枝は二人を器用に持ち上げ、サビーヌの男性器がワルキューレの膣内に入ってゆく。
「くっ」
ワルキューレの膣から流れ落ちる真っ赤な血。
「おんや?聖女様だけあって処女だったのかぁ?こいつは俺が頂けばよかったぜ」
「あぁ。ワルキューレ……」
「いいのです、サビーヌ…貴方は何も恥ずべきことはありません」
二人の意思に反しながらも、枝に操られたサビーヌは何度もワルキューレを突き上げる。
ワルキューレは痛みに顔を歪めながらも、その目はサビーヌをいたわっていた。
「これだから天界のヤツラはムカつくんだよ!!早く、快楽におぼれちまいな!!」
「んっ、ぁぁ。ワルキューレ…もう、俺…」
十数回突き上げた頃。サビーヌは一際大きく身体を震わせ、意識が途切れる。
「おんや?いっちまいやがったのか?随分早いじゃねぇか」
サビーヌの身体がどかされると、ワルキューレの膣口から血と精液の混じった液体があふれ出てくる。
「俺もいただくとするかな。まずは、この珍しい男女をもらうか」
「……はぁ…はぁ…もう……やめなさい」
ワルキューレが行きも絶え絶えに放った小さな分身が、ザベルの身体を貫く。
「てめぇ…こっちは後だ。まずはてめぇの腹掻っ捌いて、内臓喰いながら直接身体を犯してやる!!」
ザベルがサビーヌを投げ捨てワルキューレの方に向きかえる。
鋭く伸びた爪がワルキューレの腹部にかかる。
爪は薄皮を裂き、白い身体に紅い線が行く本も走った。
「旨そうな身体してるじゃねぇか。てめぇを喰ってその魔力をもらうぜ」
「竜巻の術!!」
ザベルがその腹に牙を突きたてようとした瞬間。
その足元から巨大な竜巻が現れ、ザベルは上空へと飛ばされた。
「ワルキューレ様!!ご無事ですか!!」
「クリノ」
ワルキューレたちの仲間であり、サンドラ族の英雄クリノ・サンドラがその場にかけつけてくる。
「あぁ……ワルキューレ様…サビーヌ」
「よっと。ったく、いいとこだったのによ。邪魔すんじゃねぇよ」
落ちてきたザベルが器用に木の枝の上に立つ。
「貴様!!今度こそ息の根をとめてやる!!」
「おぉ、こわ。ま、面白いものも見れたし退散してやるよ。じゃあな……次は殺すぜ。ひゃっはぁぁ」
木々の間を走る抜けるザベル。
「ちっ。また失敗かよ。次の作戦まで時間もあまりねぇしな……次に誰かを見つけたら、速攻だぜぇぇ!!」