「ふぃ。もう、つかれたヨ」
レイレイが一人森を歩く。
向かう先はこの先にある湖。
「レイレイ、水浴びに行くの?気をつけてね…………あと、ブルース。お前はソコから動くな」
レイレイが歩いてきた方向の草むらの中。
鳳鈴がそこに向けて銃を突きだすと、ブルースが両手を挙げて姿をあらわす。
「こいつは任せておきなさい」
「謝謝」
誰も居ない湖。
「あぁ、返り血がベッドリ」
上着を脱ぎ、木にかける。
インナーも脱ぎ、額のお札以外は一糸纏わぬ姿のレイレイ。
その胸は大きく弾力性があり、腰も細く引き締まっている。お尻もほどよい柔らかさと大きさを持ち合わせていた。
「ん〜、冷たくて気持ちいいネ」
そのレイレイの身体が湖の水を受け、瑞々しく潤う。
屍体であるはずの彼女の身体は、生前そのままの状態で保たれている。
「それにしても、ザベルのヤツ。少ししつこすぎアル」
「へへ、ソレは俺のモットーってヤツだぜ」
「ザベル!?」
レイレイの背後の岩の上。
そこには、レイレイたちの敵であるゾンビーのザベルの姿が。
「おぉぅ、レイレイちゃぁん。やっぱ、綺麗な身体してるねぇ」
「な、何しにキタ!!」
「決まってるだろ。今回も負けちまって、性欲も食欲も補充出来なかったからなぁ」
ザベルが湖の中のレイレイに向かって飛び出す。
「けっけっけ」
「や、やめるヨ」
両手首を片手で押さえ、その顔に長い舌をはいずりまわす。
「おぅおぅ、胸もいい感じじゃねぇか」
空いたほうの手で力の限り胸を揉み潰す。
「ぁぁっっ!!ザベル!!殺すアルよ!!」
「出来るものならやってみな。自慢の暗器も裸なら出せねぇだろ。それとも、ここに一個隠してあるのか?」
「ひゃぅっ」
爪でレイレイの秘部をなぞる。
薄毛の恥丘に血がにじむ。
「さって、そろそろいただくとするかな」
「だ、だめぇ。か、ぁっ、っは」
ザベルのペニスがレイレイのバギナに突き刺さる。
巨大なペニスはレイレイの膣内には収まりきらず、ビチビチと引き裂かれる音がする。
「おんやぁ、ちょっと大きすぎたか?まぁ、気にするな」
「がっ……ぁ、ぁっ……」
気を失いかけているレイレイの腰に両手をあて、何度も突き上げるザベル。
「ついでに、食欲も満たさせてもらおうか」
ザベルがたわわな胸に歯を立て、一気に引きちぎる。
「ひぎぃぃっっぅ」
「いいねぇ、喰っても死なねぇ身体ってのは。何度でも犯って殺れるしな」
レイレイを突き上げながら、身体の肉に貪りつく。
「この札邪魔くせぇな」
ザベルがレイレイの額についた札を剥ぎ取る。
「へっへっへ。可愛い可愛いレイレイちゃんの顔。いっただ、あが…あがが」
レイレイの両手がザベルの首を握り締めつけ、鈍い音と共にその首を引きちぎる。
その瞳には理性は感じられず、まるで意思の無いあやつり人形のようだ。
「ありゃ。レイレイちゃんよ〜、俺じゃなきゃ死んじまってるぜ」
ケタケタと笑いをあげるザベルの頭。
レイレイは何も聞いていないかのように暴れ周り、その勢いは辺りを湖ごと吹き飛ばすかと思われるほどだった。
「こりゃ、俺様でも迂闊に近づけないな」
ザベルの身体は自分の頭を拾い上げると、その場を離れる。
「ったく。いいとこだったのに。あの札が悪かったのか?あぁ、不完全燃焼だぜ……次のターゲットはっと」
湖から少し離れた場所。
大きな大木に寄りかかるようにして眠るサビーヌとワルキューレの姿が彼の窪んだ闇の瞳に映っていた。