風間信二。
相良宗介らと同じ陣代高校2年4組に通う、一男子生徒。
自他共に認める軍事オタク。
彼の軍事量に関する知識は並外れたものがある。
それは、本職の宗介ですらも認めるほどに。
「相良くん。牧くん」
場所は屋上。
昼休み、宗介とかなめ、和輝、光の四人は決まってここで朝食を取るようにしていた。
その場に現れた珍客。もとい、クラスメートの風間信二。
彼の両手にはパンが大量に持たれている。
その中には購買部伝説のパンともいえる、カレー焼きそばパンの姿も。
「来月の第1日曜って暇かな?」
風間の問いに宗介はうなずき、和輝は首を横に振る。
「そっか、じゃあ相良くんにお願いがあるんだ。あ、これはお土産」
宗介の前に持っていたすべてのパンを置く。
まぁ、いわゆる買収というか賄賂というか。
「ふむ。で、何の用だ?」
「実はサバイバルゲームの大会があるんだ。結構本格的で、出るからには勝ちたいし。相良くんそう言うの得意そうだし」
サバイバルゲーム。通称サバゲー。
まぁ、今さらこれについて説明する必要は無いだろう。
普段、宗助がやってることの遊びバージョンだと思ってくれればいいだろう。
「でね、実はレギュレーションが普通のサバゲーとは違って。まぁ、ボクにしてみれば以前からこうなって・・・」
風間の説明は無駄だらけのため、省略させてもらう。
彼の好奇心と満足度を十分に満たす内容だと思っていてくれればいい。
「ふむ。そういうことであれば、参加させてもらおう」
「やったね。じゃあ、作戦を練りたいから教室に戻らないかい?地図もあるし」
「うむ」
風間と宗助が立ち上がり屋上の階段を降りる。
「ちょ、ちょっとソースケ、待ちなさいよ!!」
当たり前のようにかなめがそれに続く。
屋上に取り残される和輝と光。
「んむんむんむ。いいの?」
「んあ?」
「だって相良君を誘うんじゃなかったの?自分のサバゲーチームに」
実は和輝がサバゲーの日に暇が無いのは、彼自身もサバゲーに出る予定だったからだ。
それも、自分のチームを作って。
すでにチームメンバーも集まってきていて、宗助も誘おうと思っていた矢先だった。
「ま、個人的には俺と宗助が組むと最強になっちゃうし、敵同士の方が面白いかなって思ってさ」
「そっか・・・ん〜」
光の頭の中には先日の不良たちとのバトルロイヤルの戦いが浮かび上がる。
「それにチーム戦なんだから、俺とヤツだけの戦いにはならないしさ」
某月第1日曜。
時刻は午前5時20分。
某山村。
ここは某山にある人のすんでいない山村。
数十年前から誰も住んでいないため荒れ放題になっている。
一帯には山・川・家々など、本格的にサバイバルゲームをやるにはうってつけの場所だろう。
ここに1チーム15人の5チームが離れた場所から勝負開始となる。
そして、各々のチームはすでに開始位置についている。
開始時刻は5時30分。
開始まですでに10分をきっている。
「作戦を確認する」
宗助を迎えたチーム陣代。
そこで最後の作戦の確認が始まった。
すでに位置についている狙撃手以外の13人が宗助の声に耳を傾ける。
「相良さん、バックアップはあの狙撃手の人に任せていいんですよね?」
「うむ。あいつの実力は先ほどの演習で見ただろう。大丈夫だ・・・よし、時間だ。解散」
宗助の言葉に、散っていく仲間たち。
「・・・問題ないか?」
宗助がトランシーバーに向かって声をかける。
「へん。誰にものを言ってるんだ」
「寝てなかったか。ならよし」
「おいこら、後で覚えておけよ!」
宗助が時計に目を落とす。
5時30分。
開始の砲弾が宙に舞う。。
「拾ったわよ」
「どうだ?」
和輝が自分の陣営で銃の手入れをしている。
「・・・作戦に間違いは無いわね」
「よし」
和輝の後ろで小型の機械に耳を当てているの女性。
チーム爆裂山の最後の助っ人。
メリッサ・マオ。
本来の立場ではマオの方が和輝よりも上官だ。
「で、どうする?」
「完膚なきまでに叩き潰す」
「言うと思った。もちろん、私も協力するわよ・・・あの二人に一泡吹かせたいし」
「本部より各員へ、最初の作戦通りチーム陣代には手を出すな」
和輝がトランシーバーに向かって声をかける。
空に放たれた砲弾が爆発する。
ゲーム開始の合図だ。
「さて、俺たちも行くか」
「オッケー」
「・・・おかしい」
宗助は巨木に身を隠しながらあたりを伺う。
『相良くん。誰も敵と接触してないみたいだよ、開始から1時間以上たつのに』
宗助のトランシーバーに風間からの通信が入る。
彼の言葉は宗助も不審に思っていたことだ。
どう考えても1時間以上たってもチームの誰も敵に会わないなんてありえない。
全てのチームが宗助たちの居場所を知っていて避けているとしか思えない。
『おい、ソースケ!!こいつはひょっとするぞ』
「何のことだ」
『アイツら・・・ヤバ、しまった』
チーム陣代の狙撃手からの通信が途絶える。
その前の言からするに何かわかり、その上で緊急事態に発生していると見てよさそうだ。
「どういうことだ・・・くそ」
宗助は巨木から身を出し、山の中を駆ける。
狙撃手が陣を張っていた場所へと。
「つつ。壊された・・・粋なことするねぇ」
金髪の男が手に持ったトランシーバーの残骸を投げ捨てる。
こいつが宗助のチームの狙撃手。
クルツ・ウェーバー。
世界レベルの狙撃術の持ち主。
いくら子供レベルと油断していたとはいえ、狙撃手が逆に狙撃されるのは彼のプライドに少々傷がついた。
「どうなのだ?メイの開発した狙撃プログラムインプット済みのライフルの餌食になった感想は」
「あん?」
茂みの中から小柄な少女が這い出てくる。
少女の名前は伊集院メイ。
和輝の前在籍校、ひびきの高校の1年。
メイの手にはクルツが手にしているものと同じスナイパーライフルが。
ただ、彼女のものは本来スコープのついている位置に不可思議な機械がついているのだが。
「ひゅぅ。まさか女の子に狙われてるとは。この俺の美貌はこんな幼い少女をも狂わせてしまうのか」
「何を言っているのだ?貴様はメイの獲物なのだ。これで終わりにするのだ」
メイが腰に下げたホルダーからハンドガンを取り出し、クルツの額に突きつける。
「ふふ。降参降参。悪いなソースケ」
クルツ脱落。
これにより、チーム陣代の残り人数は14人。
「さ、メイは次の獲物を探しにいくのだ」
「あぁ、ちょっとちょっと」
「なんなのだ?」
「名前と携帯番号教えて」
「んふ〜んふふんふん」
「・・・はぁ」
陽気な鼻歌交じりで山道を下る少女。
その隣には、陽気な少女を見て溜息をついている、これまた同い年くらいの少女。
「あのさ、ホムラ。君は一応大将なんだからこんな所にいていいの?」
溜息をついた少女が陽気な少女に声をかける。
前者の名前を一文字茜。後者を赤井ホムラといった。
ちなみに、茜が言ったようにホムラはチーム爆裂山の大将だった。
大将がやられたら終わりのこのゲームにおいて、彼女が前線に出てくるのは、まさに意表をつく攻撃だ。
「いいんだよ。別にヤツラの大将と戦うわけじゃねぇし、ほら、さっきまでも平気だったろ?」
「さっきはさっきだよ。10人倒しても1人に倒されたらそれで負けなんだからね」
「はいはい。わぁってる、わぁってるって・・・お?敵兵発見」
彼女たちはいま、廃村のすぐそばまで降りてきている。
そして、ここから廃村の中に一人の男の子がいるのが見て取れる。
向こうは気づいていないようだ。
しきりにトランシーバーで通信をしている。
『こちらメイなのだ。狙撃手は沈黙。敵の攻撃範囲は狭くなったのだ』
「お、了解了解・・・んじゃ、茜。オレたちも行くとするか」
「くれぐれも慎重にね」
ホムラがジリジリと近づいていく。
廃村の兵は通信に気を取られているため、ホムラの接近に全く気がついていない。
「え!?クルツさんが?・・・じゃあ、この場所で囮してるの意味ないって。そういうことはもっと早く言ってよ」
兵は隠れているはずなのにかなり大きな声で話をしている。
どうやら彼が囮になって、クルツが近づいてきた敵を狙撃するのが彼らの作戦だったようだ。
「通信終わり。一旦逃げ」
「へっへっへ。トランシーバーと銃を下に降ろしな」
振り向いた兵の鼻先にホムラのハンドガンが突きつけられる。
兵はメガネをかけた童顔・・・風間信二だった。
「あう〜」
「ごめんね。これも戦いだから」
茜が風間の手を縛り上げる。
「さって、次はどうするかな」
「まだやるの?もう十分じゃないか。他の人に任せておけば」
ホムラと茜が地図を見ながら話をしている。
彼女たちのトランシーバーには敵兵発見の報告が何度も入ってくる。
どうやら宗助のチームは次々に襲われているようだ。
ホムラたちが風間のことを忘れて話をしているころ、彼が動く。
手首に仕込んだ小型のナイフで腕を縛っている縄を切る。
そして、気づかれないように足元のハンドガンを拾い、ホムラに狙いを。
「っ!」
つけた瞬間、茜の鋭い声と共に風が風間の髪を揺らす。
同時に彼の手から吹き飛ぶ銃。
回し蹴りを放ち、睨み付ける茜。
「甘いね」
「ったぁ・・・また茜にいいとこ持っていかれちまった」
風間は自分の手と、飛んでいった銃とをなんども見比べて、ゆっくりと両手を挙げる。
「さって、今度は逃げられねぇようにがんじがらめにしねぇとなぁ」
「これは」
宗助が駆けつけた先にはクルツの姿は無かった。
代わりに壊れたトランシーバーとクルツの持っていた銃が置かれている。
「まずいな・・・各員に通達、狙撃手がやられた。各自持ち場を放棄し本陣に帰還せよ」
トランシーバーで作戦の変更を伝える。
しかし、チームメンバーから帰ってくる返事はどれもこれも、ピンチを伝えるようなものだった。
宗助の額に汗がにじむ。
「・・・く」
宗助は来た道を戻る。
何が起こっているのかは彼には把握しきれていないが、今はこの場所にいることは出来なさそうだ。
「!?」
宗助の前に、これ見よがしにピアノ線が張られている。
先ほど通った時にはなかったもの。
それもこれは明らかにトラップだ。
その場に立ち止まり辺りを見回すといたるところに似たようなトラップが張られている。
ただ、発見しやすいのでトラップとしてはあまり役には立っていないのだが。
しかし、これを作ったのはよっぽど杜撰な人物か。それとも余裕の現れでわざとこうしたか。
宗助の考えでは後者だ。
宗助がクルツの元に行き、ここに戻ってくるまで5分とかかっていないはずだ。
その短時間にこれだけの物を設置するなどエキスパートの手としか思えない。
「エキスパート」
宗助の頭の中に一人の人物が浮かぶ。
工作と接近戦等のエキスパート。
動いているASによじ登り、コックピットに入り込んだりASに爆弾を仕掛けるなどの荒業をこなせる男。
「牧か」
彼が敵にかかわっているのであれば、この一連の敵の動きが一本の線でつながる。
つまりは全て彼の作戦。
やっかいな宗助たちを残して、クルツの索敵範囲外で他チームを殲滅。
あとは集中力が切れ、このゲームを舐めてかかっているクルツを撃破する。
狙撃手さえいなければ、宗助のチームは彼を除いて烏合の衆だ。
各個撃破で十分に対処できる。
「舐めてかかっていたのは俺も同じか」
宗助はトラップを避けながら罠の密度が濃い方向に進んでいく。
罠を張りながら宗助から離れていくのであれば、その方向に和輝がいるはずだ。
「追いつければ俺の勝ちだ」
「残念だったな」
宗助の後頭部に冷たい何かが当てられる。
「・・・ソースケが動いたわよ」
「了解。んじゃ、行ってくる」
和輝が宗助が向かった方向に歩き出す。
宗助の後ろを近づかず離れずの距離で進む。
これ見よがしなトラップを張りながら。
宗助でなくても、多少注意深く歩けば一般人でもわかるようなトラップだ。
宗助が見逃すはずは無い。
「っと、そこがクルツのいた場所か」
宗助がトランシーバーで通信をしている。
「さて、俺は身を隠すかな」
和輝はプロの技でその身を森と同化させる。
もと来た道を戻り始める宗助。
宗助が和輝のすぐ目と鼻の先で立ち止まる。
トラップを発見したのだ。
「牧か」
トラップを見てそう判断する宗助。
「舐めてかかっていたのは俺も同じか」
宗助がトラップを避けながら進んでいく。
和輝もその後ろをつける。
草が茂る森の中だと言うのに、和輝の歩く音が全く聞こえない。
「追いつければ俺の勝ちだ」
「残念だったな」
和輝は宗助の後頭部に自分の拳銃を突きつける。
「・・・牧」
「この勝負は俺の勝ちだ」
和輝は宗助の言葉を復唱するかのように同じような言葉を発する。
そして。
小さな発砲音と共に宗助の後頭部が真っ赤に染まる。
「クソ。まさか姉さんが和輝に手助けしてたなんて思わなかったぜ」
「ソースケがあんたを誘う前に私が和輝に誘われていたからね。いろいろ面白かったわよ」
ゲームが終わり、ある店でいつものメンバーがご飯を食べ、酒を飲む。
「姐さん、俺たちの無線を傍受していただろ」
「あったりまえでしょ。私を誰だと思ってるのよ。あんな暗号もなんもしてないただのトランシーバーの電波を受信するなんてわけないわよ」
宗助たちの作戦は、開始前から全て和輝たちに筒抜けだった。
いや、宗助たちだけではない。
全チームの作戦内容がだ。
そのうえ、和輝のチームメンバーはとてもじゃないが、知・体共に高校生レベルを超越しているものばかりだ。
それこそ、このゲームで敵は宗助とクルツのみと言っても大げさではない。
「それにしても。お前ずいぶんうらやましいことしてるじゃねぇか」
「ん?」
クルツが和輝の隣に座って耳打ちする。
「チームメンバー全員女の子なんだろ?」
「前の学校のヤツラさ。女だと見つかっても油断してくれるだろうし、ま、最悪お前封じだ」
「かぁ、まだ短い付き合いだってのによくわかってるねぇ」
クルツは手にしていたビールを飲み干す。
「にしてもよ。なんで最後の一人がマオ姐さんなんだ?姐さん一人で平均年齢が一気に」
「一気になんだって?」
クルツを睨むマオ。
いや、口は微笑んでいる。しかし、その目は全く笑ってない。
「いゃぁ・・・美人ぞろいのメンバーがさらに華やかになったなぁって」
「ふぅん。そういや・・・あんた何人かから携帯番号教えてもらったんだって?」
クルツが一瞬ビクッと震える。
「そこんところ、よぉく聞きたいねぇ」
無理矢理クルツを引っ張っていくマオ。
「牧」
「あん?」
今まで沈黙を守っていた宗助が口を開く。
「次は負けない」
「どうぞどうぞ。俺はいつでも挑戦を受けるぞ」
「んじゃさ、メリダ島でやるのはどう?デ・ダナンの面子集めて。チームソースケvsチーム和輝」
「お、いいねぇ。遊びと演習の間くらいのでな。それなら俺の集中も違うってもんだ」
マオとクルツが物騒な提案をする。
「・・・ASはありか?」
「サベージくらいならチームに数台配備していいんじゃないか?」
「くぁ、断然面白くなってきたぜ。テッサには宗助が言えば問題ないし、あとは中佐と少佐か」
「そこら辺は私が取り合ってあげるさ。なんなら二人にも参加してもらうかい?」
「ふむ。少佐と共に戦うのも久しぶりだな」
「んふふ。敵になるかもよ?」
宗助・クルツ・マオはすでにやる気のようだ。
輪に入りきれなかった和輝は席を立つ。
誰もついていないテーブルの席につく。
「今日はお疲れさま」
その向かいの席に座る光。
「いいのか?あいつらは」
「それはこっちの台詞だよ。みんな和輝くんがこないから不満が出てるんだから」
「そいつは悪かった」
先ほどまでひびきの高校の面々といた光。
転校してまだ日は浅いが、積もる話しで花が咲いたようだ。
「光こっちに」
光を向かいではなく隣の席に座らせる。
「好きだ」
「うん。私も大好きだよ」
そして、顔をあわせキス。
「ふふ。でも、どうしたの?」
「ん?お前の顔見てたら言いたくなった・・・酔ったかな?」
「ウソ。和輝くんがお酒強いのしってるもん」
「いいの。俺は酔っ払いなんだよ」
「ちょ・・・ダメ」
唇はもとより額や頬にも口付けする和輝。
そして、それが首筋を降り、肩口に舌を這わせる。
「ダメ・・・これ以上は帰ってから」
「残念。でも明日は休みだし。今日は眠れないと思えよ」
「んもぅ。ふふ。楽しみにしてる」
「はいはい。もうお開きだから、イチャつくのは後々」
間にかなめが入ってくる。
「もう少し人目をはばかってしてよね」
「あ・・・ごめんね」
「千鳥も宗助にしなだれかかってみればいいじゃねぇか」
「なんで私が!!」
と言いつつ、宗助の方をちらりと見る。
が、肝心の宗助はいまだにデ・ダナン艦隊でのサバゲーの企画を練っている。
「はぁ。ほら、さっさと荷物もって出なさい!!」
怒りの矛先は近場にいた和輝と光に向けられる。
「もっと素直になりなって」
「うるさい!!」
「今日はお疲れ」
「牧」
「ん?」
解散となって帰ろうとする和輝を引き止める宗助。
「今度は俺が勝つ」
「へ?」
それだけを言うと宗助はマオたちと共にタクシーに乗り込む。
「まさか」
「みたいだね」
彼の元にデ・ダナン主催のサバゲーの強制参加状が届いたのは翌日のことだった。
宗助 「むぅ」
かなめ 「どうしたの?」
宗助 「俺はあんなにうかつではないぞ?」
光 「あ、ゲームで和輝くんに負けたこと?」
和輝 「仕方ないだろ?俺が主人公だからな」
かなめ 「えぇぇ!?和輝くんが主人公なの?」
和輝 「いままで、何だと思ってなんだよ」
かなめ 「あはは。宗助だと」
光 「だって、ここは私たちのコンテンツだもん。私たちがヒーローでヒロインだよ」
テッサ 「・・・納得いきませんわね」
かなめ 「あら、テッサ」
テッサ 「ヒロインはどなたもが認める私のはずなのですけど」
光 「・・・言い切ったよ」
宗助 「大佐殿?」
和輝 「まぁ、誰がヒロインでもいいんじゃねぇか?もしくは、ヒロイン決定戦とか」
光 「ふふん。面白そうだよね。決定戦」
かなめ 「いや、私は別に面倒くさそうだし」
テッサ 「受けて立ちますわ!」
かなめ 「テッサ!?ずるべたーんなアンタが光に勝てるわけないじゃない」
宗助 「ずるべたーん?」
かなめ 「そのうちわかるわよ」
テッサ 「うふふふふ。今までのわたくしと同じと思っておられるのでしたら大間違いですわよ」
かなめ 「おぉ、強気発言」
テッサ 「では、勝負方法は考えておきますわ」
光 「楽しみに待ってるよ」
和輝 「面倒なことにならなければいいけどな」
宗助 「そうだな」