ひびきの市の某居酒屋
「へいらっしゃい!」
店員の心地よい挨拶が俺の耳を抜ける。
「あ、宴会場の方ですね。宴会場1名様はいりま〜す!」
俺は店員につれられ、奥の宴会場のふすまをあける。
「あははは!あ〜、遅いぞ〜」
「もうカンパイ終わっちゃったよぉ」
光と美幸が赤い顔で俺に向かって声を上げる。
「ん。生き返るわ」
琴子は一人、無色透明の液体を美味しそうに飲んでいる。
会場にいるのは、ヒロイン13人に男3人組。それにツインビーチームのライト、パステル、メローラだ。
他にも何人かゲストがいるな。
番長’sと他のツインビーチームの姿は見えない。
「あ、お姉さん。ビールおかわりね」
みんなが店に入ったのは30分前。
俺は機材の片付けや、最後の余韻に浸っていたため遅れたのだが。
「んじゃ、主賓も来たことですし、もう一度カンパイしますか」
『さんせ〜』
和輝の問いかけに肯定の意を示すみんな。
「お前ら!酒は20歳になってからだ!!!」
俺の怒号が店中に響き渡った。
光 「うぅ。頭いたいぃぃ」
作者 「あれだけ飲んだんだ。あたりまえだろ」
和輝 「間違いなく。あんたの声のせいだと思うんだけど」
匠 「あ、お姉さん、ビールあと2本追加で」
作者 「飲んだものはしかたないが。ほどほどにしろよ」
みんな 『は〜い』
作者 「返事だけはいいんだな」
はふ〜。ちょっと酔っちゃったかな。
身体があったかいなぁ。
「大丈夫か光?」
「ん」
やっぱり和輝君は優しいや。
えぇい。今日はサービスサービスぅ
ぷにょん。
「ひ、光!?」
「んふふふ。私の、真帆ちゃんみたく大きくはないけど形はいいんだよ」
あは。和輝君の顔がもっと赤くなった。可愛いなぁ。
「はい。パパ。あぁんして」
「パパは私のパパなの!」
あれ?
和輝君の向こう側。一人は輝美ちゃんよね。あと一人はだれ?
「パパぁ。ちゅーしよねっ」
あぁぁ!!あの子、あんなこと言ってる!!
「ちょ、君だれよ!!」
「私?アイだよ。和輝パパとメイママの子供だよぉ」
和輝君とメイちゃんの?
え?
あ、なんか思考が止まってた。心なしか酔いも醒めたような。
「和輝く〜ん。どういうことかなぁ」
「え!?あ、こ、この子は、ほら、あのメイちゃんとの作品の子役の」
「問答無用!!」
「ふぅ。相変わらずうるさいわね」
私はゆっくりと飲みたいのに。
でも、このお酒美味しいわ。これで肴が美味しければ文句無しなんだけど。
「伊集院さん」
「なんなのだ?」
「今日はあの三原さん来てないのかしら」
「来てるのだ」
伊集院さんが手を叩くと、音もなく三原さんがやってくる。
本当に神出鬼没な方ね。
「どうなさいましたか?」
「あの、このお酒にあう肴を作っていただけないかしら?」
「わかりました。少々お待ちください」
うふふ。これでお酒がすすみそうね。
「まさかほむらがそんなにお酒弱いなんて」
「うるへぇ。すぅすぅ」
ボクの膝枕の上で寝ちゃったよ。
ふふ。でも、寝顔は結構かわいいかも。
「あれ。赤井さん寝ちゃったんだ」
「えぇ。あ、パステルさん。今日は大丈夫なんですか?」
パステルさんはさすがにお酒は飲んでいなみたい。
さっき年齢を聞いたら、中学生だって。もう、びっくりだよ。
「うん。お兄ちゃんもいるし、外にウインビーだっているもん」
さすがに、ツインビーとウインビーは外でお留守番らしい。
いくら小さくなれるとは言ってもね。
「何を考えているんですか?」
俺がゆっくりと酒を飲みながら、一人で考え事をしていると、すみれに声をかけられた。
「次回作の構成。次は茜ちゃんがヒロインだからさ。格闘シーンとかをね」
「へぇ」
すみれが俺のよこにちょこんと座って何かを飲み始める。
「酒か?」
「いいえ。ジュースです。伊集院さんはカクテルを飲んでるみたいですけど」
けど、彼女の顔はほんのり赤い。
周りの酒の匂いにやられたかな。
「ん。ちゃんと君の話も考えてあるから。気にするな」
俺はすみれの頭をポンと叩く。
「え?あ、はい。ありがとうございます」
「くわぁぁ。ま、負けた」
坂城さんが畳の上に倒れました。
穂刈さんはすでに顔を真っ赤にして倒れてます。起きる気配はありませんね。
「いぇぇぃ!チャンピオン!ミス、カエデコぉぉぉ!!!」
真帆ちゃんがが佐倉さんのの右腕をつかみ腕を高らかに上げます。
「え。あ、あの。普通に飲んだだけなんだけど」
「いやいやぁ。あの飲みっぷり。なかなかのものだよぉ。商品は、ん〜、姉さんなんかない?」
「え!?あ、そうですねぇ」
急に話をふられると慌てるじゃないですか。
まったく、真帆ちゃんは。
「ちょっと待ったぁ!ふふふ。チャンピオンはこの美幸仮面を倒してからいうんだなぁぁ」
あらあら。寿さん。顔に変なお面しちゃって。
そこから見える顔は真っ赤です。まぁ、勝負は目に見えてますね。
「はふ。あぁ。美味しい」
「あんた、結構飲むようになったのね」
私の隣で麻生先生と九段下さんがお酒を飲んでます。
私としては一人でいたいんだけど。
「でもいいの?そばで生徒がお酒飲んでるのに」
「まぁ、気にしない気にしない」
「だめだ。完全に酔ってるよ。えっと八重さんだったよね」
「え?あ、はい」
九段下さんが、私に話し掛けてくる。
「どうした?君も酔ったか?」
あまり年上と話しなれてないというか、他人と話しなれてない私はこういう場合なんと言ってよいのかわからない。
無言で立ち去ろうかな。
「まぁ、子供にはちょっと早かったかな?」
「子供」
そんなに年は違わないはずなのに。
なにか、ちょっとムカツキます。
「まぁ、あんたんとこの先生も許可してるんだし、今日はのめのめ」
わかった。この人も酔ってるんだ。
あぁ。やっぱり静かなところに行こう。あ、でも牧さんとは一緒がいいな。
光 「あ、ねぇねぇ。次回作は?」
作者 「おろ。君酔ってたんじゃなかったの?」
光 「ちょっとね」
作者 「まぁいいや。ん。次回作はときめきシリーズ。ヒロインは茜ちゃんだ」
茜 「ボク!?わぁ。嬉しいな」
作者 「テーマは一応ときめきなんだけど、格闘とかギャグとかもいっぱい入ってきそうな予感」
和輝 「ってことは、番長’s?」
作者 「いえ〜す。いっぱい体鍛えてもらうし、殺陣も行ってもらうからね」
和輝 「俺、生きてられるかな」
光 「他の登場人物は?」
作者 「番長’sが出るからなぁ。まぁ、でてもほむらかな」
茜 「ボクと仲いいからね」
真帆 「じゃ、じゃあ、その後のパロディシリーズは?」
作者 「案が2つあってね。1つが『アイドルで行こう(温泉編)』」
美帆 「アイドル・・・ですか?」
作者 「うん。ちなみにヒロインはなし。和輝は八方美人というか、見境無いというか、女好きというか」
和輝 「へ!?」
光 「そ、それって浮気性ってこと!?」
作者 「まぁ、ぶっちゃけて言えばそうかな」
琴子 「それで、もう1つの案って言うのは?」
作者 「『タイトル(仮称)』なんだけど」
真帆 「タイトル決まってないの?」
作者 「ううん。『タイトル(仮称)』っていうタイトル」
琴子 「ふざけてるとしか思えないわね」
作者 「だって、1話完結の4話ほどのシリーズを4つ。計16話予定だし」
すみれ 「ひとつひとつにはタイトルあるんですか?」
作者 「実は構想まで終わってるのは。『ふるめたるメモリアル』の1つだけ」
光 「それって、やばくない?」
和輝 「あきらかにパクリ」
作者 「じゃなくて、その世界に君らが行ってもらうの。もちろん、その作品のキャラにもご登場願うんだよ」
ライト 「あぁ。今回の俺たちみたいなもん?」
作者 「ちょっと違うかな。あくまでこの『タイトル(仮称)』は君らがその作品の中に行くって感じだし」
和輝 「で、どっちを先にやるんだ?」
光 「どっちもどっちって感じがするんだけど」
茜 「う〜ん。ボク、歌はちょっと」
琴子 「私はどっちにしてもあまり出番は無さそうね」
和輝 「それは、茜ちゃんの話を書いてるうちに決める」
アイ 「パパぁ。輝美ちゃんがいじめるぅ」
輝美 「いじめてないよぉ。ね、パパ。私を信じてくれるよね」
光 「こら、輝美。あなたのほうがお姉ちゃんなんだからダメだよ」
輝美 「えぇぇぇ。ママのイジワル」
和輝 「ほらほら、輝美もアイも。笑顔、笑顔」
輝美 「えへへ。ごめんね、アイちゃん」
アイ 「ううん。えへへへ」
作者 「そうやってると、ホントに親子だな。っと、あれ?メイちゃんは?」
メイ 「先輩はメイのモノなのだ。先輩は」
和輝 「だぁぁぁ!誰だよメイちゃんに酒飲ませたの」
光 「あっ、あたしだ」
和輝 「メイちゃん酒弱いんだぞ」
メイ 「先輩!」
和輝 「な、なにかな?」
メイ 「先輩のためならメイはなんでもするのだ!!」
和輝 「うわぁぁぁ。ここで脱いじゃだめぇぇ!」
「本当ににぎやかでいいですね」
「シーズもサリュートもくればよかったのに」
メローラ姫とお兄ちゃんが仲良く談笑してる。
むむ。なんか、嫌な感じ。
「あ、メローラ姫。この果物美味しいですよ」
「おっ、おいおい。なんでこんな狭いところに入って来るんだよ」
あれ。気付いたら私、お兄ちゃんとメローラ姫の間に入っちゃってた。
なんでだろ?
「メローラ姫がお兄ちゃんの毒牙にかからないようによ。ベー」
「毒牙って、お前、あいつらの影響受けすぎてないか?」
「知らない」
えっと。えっと。無理矢理入ったから、お兄ちゃんがこっち向くと顔が間近なんだよね。
ちょっとドキドキ。
あぅぅ。ホント、どうしてこんなことしちゃったんだろ。
和輝 「お、そろそろテープ切れるぞ」
作者 「そか。じゃあ、ここらでお開きだな」
光 「えぇぇぇ」
作者 「放送はここまで。ここらは2次会行くぞ!!」
みんあ 「おぉぉ!!!」
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